整備の日(Ninja250)その2

正月休み継続中。
のんびりしたりバイク乗ったり。


してない管理人です!
家事育児で全然休めてない。1日中、子供と付き合うのは楽じゃない。
昼間、ちびどもと昼寝できるのは悪くないけどね。

ちびどもより少し早く昼寝から覚めたのでブログの更新をば

前回

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エアクリーナーエレメントまでアクセスした続きから

ここまでアクセス出来ればあとは引っ張り出せば交換できる。スポンジを挟むネットの凹凸が多少引っ掛かったりするが、無理に引っ張らずスポンジを潰すように凹ませれば楽に取り出すことが出来る。

取り出したエレメントを新旧ならべてみる。

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ネットが付いている方が旧いもの。
全体的に堆積物がある。特に角にはべったりと積もっていた。
明らかにアウト!交換時期です。。。
前回、書いたが新車時から3万キロ弱一度も交換していないがやっぱりまずかった。

ネットを洗油で洗って再利用も出来るが、よほど節約したいのでなければ、1000円しない部品だし交換したほうが早いし時間的メリットが大きいと考える管理人。

早速、新品に付け替える。

ネットはプラスチック製。突起で嵌め合わされているので割らないように注意して交換する。
カウルの脱着もだけど、このエアクリーナーエレメントの交換で注意すべき点はプラスチックのツメを割らないように注意することくらいなのかも。

ネットのベタベタはウエスで拭き取り新品をはめる

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なんとエアクリーナーボックス内部にまで堆積物があった!こりゃひどい。

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完璧にきれいにするには時間をかけて狭い取り出し口から掃除をするかボックスを外すしかない。
面倒なのでドライバーの先にウエスを巻き付けて出来る範囲の掃除に留めておいた。溝の奥などには残るが自分のバイクだしいつまでも作業がすすまないのでよいことにしよう。

新品を取り付けて

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元通り、カウル、カバー類を組つければ

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完成!
30分もあれば出来る作業。今後はさぼらず交換しよう。

(交換後の感想)
後日、通勤で走らせてみたが出だしが軽くなったように思うが。。。大きな変化はなかった。プラシーボ効果かも。効果が分かりにくい部分ではあるがエンジンに入るゴミを減らすことで寿命も延びるのでは?エンジン故障は個人で修理が難しい部分だと思うがオイル交換やエレメント交換は簡単なこと。簡単なことで大きな修理のリスクを減らすのは悪いことでないと思う。



(ついでにした修理)
以前に管理人がフロントブレーキパッドを交換した際、キャリパーの止めボルトをなめてしまった。

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頭が完璧につぶれたわけではないので再利用したが、一度なめたボルトはなめやすくなっている。
なめたボルトを取り外すのは非常に労力がいること。これも高価な部品ではないので交換しておく。
純正部品で397円だった。
ボルト1本の値段にしては高く思う気もするが、ホームセンターなどで手に入る安物のボルトは使わないでおく。
管理人は整備士でもなければ、整備の達人でもないのでバイクのことは詳しくないので一機械屋としての考えであるのだが、

ボルトの選定は慎重に行いたい。
例えば強度。
むやみに材質を変えると強度不足になることが考えられる。バイクのボルトの締め付けトルクは何を基準に考えられているかは知らないが、一般的にはボルト強度と呼び径で決まってくる。
例えば、SUS(ステンレス)は錆びにくくてよいが、引っ張り強さは高くない。
比べて、鉄は高張力鋼のものであればかなりの引っ張り強さを持つ。管理人は圧力容器の設計に関わる機会が多いが、数MPaから数十MPaの高圧力の容器に一般的に使用されるボルトは高張力鋼であるSNB7だ。原子力関係などではSNCMなどであったりする。また鉄製ボルトは一般的に高温域でも強度は同じで考えられるがSUSやアルミなどは100℃程度でも割合強度低下があったりする。鉄は錆びるなどと考える人もいると思うが、普通、錆止めのメッキや表面処理がされるのできちんと整備をしていればそうそう錆びないものだ。
また、材質もしかり
むやみに軽量化などを目的にアルミやチタンを使用すると材質違いによる電位差でガルバニック腐食を起こすことも考えられるだろう。

ボルトなど小さな部品であるが、安いものを使うにしろ、高価なカスタム部品に変更するにしろ、元設計から変更するときは、十分な検討の上、リスクを理解した上で行いたいというのが管理人の意見だ。

そういう意味で純正を使うことはそれら検討の必要がない。何も考えなくてよいのだ。


個人的な考えが長くなったが、話を戻して、
なめたボルトを交換する。
このボルト、座金一体の形状のため頭が低く面取りも大きいので工具がかけにくい。
管理人、この呼び径の工具は安物セットのメガネレンチしかないので、余計になめやすい。
よい工具を買えばよいのだが、使用頻度が高くないのを理由に安物を使い続けているとまたなめそうだ。。。
工具が滑らないよう、手で押さえながら締め付け作業を行うことで何とか交換が出来た。

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これで一安心。

残るはプラグ交換

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カウルの脱着に時間を要するのでまた、次回。
他にも整備が必要な箇所もあるし、焦らずぼちぼち進めましょうか。