真冬に走る日 3

前回、4時間ほどかけて到着した続き。今回で最終だ。

中学3年から高校を卒業するまで過ごした祖父母の家に到着。

まずは仏壇に線香を供える。そして、その脇にあるコンセントで電熱機器のバッテリー充電をさせてもらう。この寒い今回のツーリングの要だ。

祖父母の家には介護で一時滞在中の母、1番上の兄、そして兄の一番下の子が揃った。コロナだなんだで数年空いていた。なかなかない機会だと兄とは予定を合わせた。

祖父は98歳を迎える直前(記事を書いている時点では迎え済)、祖母も95歳。

コロナがあった数年で本当に歳をとった。

まだこの家に住んでいたときは毎日畑に出て、年に数回バス会社のツアー旅行に行っていた元気な姿が思い起こされる。

まだ何とか自分のことはある程度出来るようだが畑にでることは出来なくなったし記憶のほうも怪しくなってきた。私もいつまで覚えていてもらえるか分からない。

それでも祖父も祖母もニコニコ笑っていて、嬉しそうにしていた姿が印象的だった。今回、行き先を祖父母の家にしてよかった。

 

さて、数時間過ごした後、暗くなる前に帰る準備。電熱機器の充電は完了していなかったが家まではもちそうだ。

 

 

帰りも快晴、いい気分だ。今回のツーリングは学生時代の記憶をたどる目的だから、家の近所にはないミニストップで一休み。祖父母の家がある近畿の日本海側では普通に見られるのだけれど瀬戸内海側ではほとんど見かけない。レジのフード系メニューが豊富なイメージだったが。。。コンビニスイーツがはやった時代があったりして今ではどのコンビニも品揃え豊富になって昔ほどは感動を感じなかった。

 

 

ここもよく立ち寄ったコンビニ。ここではツーリング当時品薄になっていた食玩をたまたま見つけたのでKEEPした。家族へのよいお土産になる。

 

また走り出す。やっぱり帰りは疲れと寒さで休憩が多くなり進みが悪い。

 

家の近所まで帰ってきたときには日が暮れだした。

夕日をバックに撮りたくてよいスポットを探しているときに限って、なかなか納得の行く場所は見つからないもの。

 

 

家まで10分強ほどの距離でようやく。

でもあまりうまく写真をとれなかったようだ。結構きれいな夕日だったのだけれど。しかも土地整理の三角コーン。もとは一面の田んぼだったこの場所もこれからどうなるのだろう。住宅街や工場にないことを祈るばかりだ。

 

 

というわけで今回のツーリングの走行距離は227キロ。真冬で下道オンリーにしてはよく走ったほうか。

次はいつツーリングに行けるかな。

 

 

KSRの日 24年2回目

久々の土曜出勤。この日は直したKSRの試運転がてら通勤に乗って行った。

 

先日、15年以上着ていたウインドブレーカーのファスナーがついに壊れた。さすがに寿命。今年は電熱ベストの上に着て通勤に使っていた。昨年まで使っていたユニクロのウルトラライトダウンは太って着られなくなった。先日の生活習慣病予防健診でとうとうメタボと診断された管理人だ。新しい防寒ジャケットを入手しにワークマンへ。

 

 

お値段2900円。懐にやさしくて助かる。今日が初試着だがさっそくKSRの2ストオイルで臭くしてやろう。

 

KSR始動。ところがガソリン臭い。下を見るとどこかのドレンホースからガソリンがお漏らししているではないか。先日の修理でタンクを下ろしたときに不具合があったのか。心あたりはないのだが…

通勤に使う都合上あまり悠長には出来ず走りながら様子をみる。とりあえずもう漏れてはいないようだ。

大型に乗り出してからは2ストでもさすがにパワー感を感じることは少なくなった。原付ですしね。でも4スト250くらいの体感加速なので十分(実際はそこまででもないのだろうが軽い車体とやわなフレームだから体感加速は大きく感じるんだと思う)。

それでもエンジンの吹け上がりを感じながらアクセルの開け方を考えて走るのは、機械だけどどこか有機的でこれが楽しい。

 

 

帰りは17時半。まだ明るい。ずいぶんと日が長くなった。早く冬が明けて欲しいが明日はまた寒くなるらしい。

ここまで様子を見ても朝のガソリン漏れは再発しなかった。ガソリンの残りが多い状態でタンクを下ろすと傾けた際に変なところに入るのか、似たような初期ガソリン漏れを起こすことはあった。今回もそれならよいのだけど。

とりあえず、昨日修理したヒューズ切れは今日は大丈夫でした。

 

 

エレクトロタップは悪くない日

前回乗車時にヒューズが切れたKSR。メーターもウインカーもブレーキランプもつかなくなってしまった。今回のヒューズは交換後1回目の乗車で切れた。この交換の前にも何回も切れている。これは何か明確な不具合があるのだろう。

乗るたびにどこか不具合が出ては直しているKSR。全くイヤになるなぁ。

 

そんなことを言いながら手配した数々。

 

 

適当な写真。ひっくり返っているのはオスメスギボシ端子だ。総額4000円ほど。

この不具合の原因は大昔につけた社外メーターの結線に使われているエレクトロタップの劣化と予想して、それを交換するための部品だ。

一般的に絶縁不良を生じやすいと言われるこの部品。カスタム当時、いつも使っていたバイク屋が作業をしたのでプロの仕事だ。それでも15年を超えてさすがに悪くなったのではないかと思ったのだ。

 

何はともあれ、百聞は一見にしかず。バラしてみる。タンクをおろすと作業スペースに余裕が出来るので外しておく。KSRのタンク固定はネジはなく割りピン一本だ。ただシュラウドごとタンクをおろす場合はシュラウドとラジエターをとめるネジを一本外さなければならない。

 

 

タンクを下ろせば配線が見えた。古くてあまり電装部品のないバイクでもこのボリューム。。。

 

 

件のエレクトロタップは赤い接続コネクタだ。2箇所あった。

さて、これを交換する前に他にも短絡しそうな部品がないか探してみる。

 

 

むき出しの端子。本来は何かがつながっていたのだろう。カスタムで不要になったのか?ビニールテープでしっかり絶縁。

 

 

 

線が2本、被覆が裂けて導体がむき出しに。ハンドルまわりの配線なのでハンドルをきるたびに擦れてとうとう被覆が裂けたのだろう。2本ともエレクトロタップで分岐された配線だった。こちらは新しい線を作ることにした。

 

 

今回は定番のエーモンのY型分岐に付け替えた。機械系の人間で電気は苦手だからギボシ端子の取付けに苦手意識があるのが今回作業の心配事項。ところが最近は仕事で製品試験をする際に簡単な電気工事をチマチマとしていたからか、作業に抵抗がない。こういうチマチマ作業はつい没頭してしまう。あっという間に時間がたっていたので注意だ。しかも絶縁をしっかりさせるつもりで交換したところで元の配線側に長さの余裕がなく、ギボシ端子の絶縁用スリーブを取り付けられないことに気がついた。仕方なくビニールテープで処理。こんな適当な仕事では意味がないではないか。また次の機会までに熱収縮チューブでも仕入れときましょう。

 

 

ヒューズを交換。見事に真っ二つに切れていた。

配線を全て戻して、さぁ緊張の瞬間。キーをON!

 

 

無事に点灯。しかし、写真で見返して汚いメーターだ。放置した分ホコリが積もっている。掃除しないとなぁ。

 

 

ウインカーも無事に点灯。新しい配線に間違いや不具合はないようなので一安心だ。

 

 

タンクを下ろしたついでにプラグの確認。タンクを付けたままでも出来るけど、おろせばスペースが出来て作業が楽になる。

前回乗車時は回転が上がらず吹けが悪かったがやはりプラグはしけっているしススも堆積しつつある。

ワイヤーブラシとパーツクリーナーで掃除して再利用する。

 

さて、作業は完了だ。エンジンはすぐにはかからなかったけど10回たらずのキックで始動できた。吹け上がりが元に戻った。

結局バラしてみると、疑わしいと考えていたエレクトロタップは劣化も取り付けも問題なかった。たぶん原因はむき出しの端子や被覆の剥がれの方。ネットやまわりの人間の言うことで先入観をもってはいけませんな。まだまだ経験が不足。

 

今日はここで時間切れ。簡単な作業のつもりが2時間弱も没頭していた。配線が散らばっているので結束バンドなどで整理したかったがやりだすとキリがない。

あとは、しばらく乗ってみてヒューズが切れないかどうか試してみます。

 

真冬に走る日 2

前回投稿から日が開いたが続き。

走ったのは1月14日。1ヶ月以上たってしまった。心身が疲労しているとなかなか気が乗らない。まぁ誰かに読ませるようなものでもなし。1番は自身の記録なのでよいのだけれど。忘れる前に書かなければ。

 

さて、前回。学生時代を過ごした思い出のアパートがあった跡地から出発。

学生時代、帰省に使用したルートをそのままたどる。

走ったその日に限って寒かった。日陰の橋に設置される気温計はマイナス3℃!幸いに道はよく乾いている。氷ってはいないことを信じて進む。

今シーズンからバッテリー式の伝熱ベストを導入した。伝熱グローブと組み合わせれば最高に暖かい。他は寒くても上半身と手先を温めればかなり耐えられた。

 

 

第1チェックポイント。よく休憩に利用したコンビニの1つで休む。やっぱり冷えていたようで30分を超えるかなりの大休止。

温かい肉まんを買い求めての休憩。1人ツーリングは他人のペースを気にしないでよいのがいい点だ。

 

 

さてここからは山越えだ。兵庫の南北の堺になる。白い雪が見える。ここから北では雪が降るバイクでは厳しい道だ。

峠越えでは道の脇は白い雪が積もっている。しかし、道に雪はなかった。無事に山越えに成功した。

 

 

今回の行き先は祖父母の家。いい年こいて手ぶらでは行けないので道の駅でお土産を入手。伝熱グローブ、ベストのバッテリー残量が気になる。スペアがあればいいのだが結構な費用。そんなにツーリングに行けるわけでもないので買えずにいる。仕方なしに寒いのを覚悟して、強度を中から弱にした。

 

 

とはいえこの快晴っぷり。気持ちよくて仕方ない!

兵庫北部はこの時期曇りや雨、雪ばかりだから珍しい。本当にタイミングがよかった。

というわけで、なんだかんだ100キロ強の道のりを4時間ほどもかけて目的地に到着した。

 

続く

 

エサ替えの日

昨夏から育てているヒラタクワガタ幼虫2匹のエサ替えをした。

普段はアマゾンでエサのマットを入手しているが今は真冬。目当ての商品がなかったり複数個買いが必要であったり。。。仕方なく近所のホームセンターで入手。少し価格は高いが仕方ない。

なかなか時間がとれなかったが本日ようやく着手。

 

メスと思われる幼虫。あまり大きくなった気はしないし、おなかの色もマットの黒さがない。寒さであまりたべてないのかな?

 

 

元気なだけで十分。新しいマットに投入。

 

 

お次はオスと思われる幼虫。

マットの上から3分の2ほど、外から見て白くなっていた。マットを掘ってみると糞がちらほらと。しっかり食べているよう。替え時だと思われるのでちょうどよい。そういえば2匹とも容器の底にいた。上の方はエサを食べ尽くし、寒さを下の方でしのいでいたのかも。

 

こちらは少し大きくなったかな。体長は大きな変化がないが太くなった。体もパチパチで触ると硬い。

 

 

マットに投入。

 

 

これからもすくすく育っておくれ。

 

真冬に走る日 1

1月14日。Zでツーリングに行ってきた。

先日の年末年始休み、妻体調不良により約一週間、家事育児を担当した分の礼として1日暇をもらうことが出来た。最初は缶ビール数本の支給ですまされそうなところだった。缶ビールよりバイクがいい。。。最近は飲む量も減っているし。

 

さて、行くことが決まったはいいが行き先はどうしたものか?寒い季節だし、日も短い。雪や凍結は勘弁だ。

考えた結果、祖父母がいる京都北部を候補の1つとした。中学高校時代の4年間、同居。世話になっていた。その後もことあるごとに顔を出していたのだが結婚、出産、そしてコロナで何年も顔を見られなかった。コロナがあらかた落ち着いた昨年の3月、久しぶりに訪れると二人はすっかり年老いていた。

祖父母とも90代後半、もう、何回もは顔を見に行けないだろう。

そう思うと出来うる限り会っておくべきだと思った。

 

京都北部は雪が降る地域であり天気予報とにらめっこする。雪の合間の日に予定を合わせることが出来そうであることが分かったため、本決定した。

 

さて当日。いつも通り朝食の準備だけして家を出る。前日に雨で汚れたバイクを掃除したかったが週明けからはまた雨の予報。ピカピカのバイクで走りたかったかどうせすぐに汚れるし、翌日は1日家を空けるから、やるべき仕事(家事)もいっぱいある。泣く泣く汚れたバイク行くことにする。

 

 

7時23分出発。今からは自由だ!!!

走るルートについて考えていた。

バイクに乗り出した大学時代、ツーリングがてら頻繁に帰省していた。最近、その頃を懐かしく思うことが多く、当時帰省に利用していたルートをたどることにした。

 

大学時代の学生用アパートへまずは向かう。

 

 

アパートの前の自販機。当たりくじ付きの自販機はまだ現役だったが値段が1本100円から値上がりしていた。

管理人はこの自販機で2回当たりを出している。当たりが出ればもう1本だ。しかし、1度1000円札で買ったのにおつりを取り忘れたのでトータルはマイナス800円。気づいて慌てて戻ったが時すでに遅し。おつりはすっかり消えていた。悪いやつもいるものだ。今でもまだ忘れない。

 

 

管理人が住んでいたアパートは今では駐車場に。風呂トイレ共同。エアコンなし。部屋に小さなシンクがあったがガスは通っておらずカセットコンロを使うことで煮炊きができた。冬場は水しか出ないシンクで皿洗いに往生したものだ。しかし、家賃は安かった。家賃12000円、共益費2000円。管理人の学生時代でも時代遅れの物件はもう入居する人もいなかったのだろう。

思い出が多いこの場所から、バイクに乗り出した頃のルートをたどる懐かしいツーリングの始まりだ。

 

続く

 

KSRの日 24年1回目

1月9日。通勤にて。

 

 

2024年KSRの稼働、1回目だ。今年も昨年同様、目標は年間20回稼働だ。

寒い朝で始動に四苦八苦。ハンドルスイッチボックスを故障から社外品に交換したことでチョークレバーがハンドルからキャブの近くに移設。チョークを引きながらのキック始動は姿勢がきついしコツも必要だ。そういう日に限って子供の朝が遅く時間が厳しい。焦って操作するから余計にかからない。

 

なんとか始動して走り出しても上の吹け上がりが悪い。プラグが少々カブり気味らしい。

カブらせると再度の始動は困難。慎重にアクセルをあける。少しずつ上まで回してプラグを乾かすイメージだ。おかげで服がずいぶんオイル臭くなった。

 

帰り道。立ち寄ったコンビニでキーをオンにするとメーターが点灯しない。またヒューズが切れた。前回変えたばかりなのに。。。どうやらどこか本格的に漏電しているのだろう。

コンビニでバイクをとめるまでは間違いなく点灯していた。過去何回か思い起こしてもキーをオンにするタイミングでヒューズが切れているケースが多く、かなり怪しい。。。

 

しかしながら、朝に年間20回稼働を目標にたてたばかりだというのに早速のトラブル。前途多難だなぁ。。。