ぎりぎり間に合う日(前編)

ムダに取り外したせいで再利用不可となったリアブレーキピストンのパッキン。

正確にはダストブーツとのこと。

金曜日にWebikeで発注すると日曜日の朝に届いた。

早すぎるでしょ。。。

 

月曜日からの通勤にKSRを使いたい。

運のよいことにパートナー様は美容院に。家の用事もすませた。

修理の時間を作れるとあればさっそく再開する。

 

前回の修理でリアブレーキレバーが戻らないのはキャリパーが原因でないことは分かっている。分かりやすいところから順番に動きが渋いところを探していく。

まずはペダルから。ペダルにとりつく部品を取り外し、動きを調べる。

 

 

 

とさっそくビンゴ!かったい!!

見てみると車体のロッドにペダルが差し込まれているようだがそこが錆びついて極端に動きが悪くなっているようだ。

 

なんだ。。。こんな分かりやすいところだったとは。何のためにややこしいブレーキキャリパーを分解したんだか。。。

 

このペダルを取り外し、サビを研いてやれば直せるだろう。

 

 

言うは易し。。。

このペダルの固いのなんのって!

押しても引いても動かない。

ハンマーで裏から叩き出そうとしてもダメ!

隙間にメガネをつっこんでテコの原理で引っ張りだそうとしてもダメ!

0.5mmも動かない!!

 

結局地道にサビ落としの556をこまめに吹き続ける。固着が少しでも緩めばとペダルのロッドに差さる部分を左右からプラハンで叩く。

ペダルを左右にこまめに動かしてようやく、0.5mm動く。

一度動けばこっちのもの。

556を吹きつけながら、動かし続ける。

 

 

 

少しずつ少しずつ外れて、おおかた1時間の格闘の末、とうとう勝利!

 

 

すごいサビだ!

 

 

金ヤスリで大きなサビを落とし、紙やすりで仕上げることさらに数十分。

 

 

 

仕上げに念のためモリブデングリスを塗り込んで組み付ける。嘘のようにスルスルになった。

 

あとはムダにバラしたブレーキキャリパーを元通り組み立てればよい。

 

後編に続きます