ゴールドの日(後編)

鳥取砂丘から東へ走る。

日本海側の道だ。初夏から夏にかけての日本海は普段走る瀬戸内海側と違うといつも感じている。

海の青さがキレイでさわやかなのよね。

 

 

海が撮れるかと立ち止まったがちょうど木立の影になっていた。

道からはよく見えたのに。

 

気持ちいい日本海を抜けて、そろそろ帰る時間を意識しだす。一日時間をもらったとはいえ、夕食には帰らねばならない。

復路で疲れが出るまでの感覚が短くなってきた。

 

日本海沿いの道を抜け、兵庫県に入る。

道の記憶があいまいだ。地図を見て、分岐を確認しながら進む。

 

兵庫県に入れば次は南下する。

 

 

ループ橋。過去に何度か通ったが大体写真を取りそびれる。今日はタイミングよく撮影出来た。

 

 

県道と国道を交えながら少しずつ南下する。

マイナーな県道は連休中とは思えないのんびりさだ。

 

2時間近く走って、さすがに休憩をとりたい。

その前に給油。田舎によくある商業施設が集まっているところのスタンドに入る。

距離や燃費を出しながらのんびり給油するつもりがひっきりなしに客が入る。おまけに横入り上等。というより、周りを見てなさすぎるのよね。

どうも入ったのが格安スタンドの部類だったようで、田舎ながら客が集中するようだ。

とてものんびりなどできず、写真もとらずに退散。

国道をそれて、山間を抜ける県道へ。

やっぱりのんびり走るのがよい。

 

 

休憩のために買い出し。コンビニなどないので自販機で。へたにコンビニで買うより安いときがある。

公園や神社なら座れるか?探しながら走るとちょうどよい場所。

 

 

県道から一本、細い川を渡ればよさげな神社だ。ここに至る途中で道の舗装がなくなるので、大型バイクで走るのに懸念したが全く何事もなく走れた。ネイキッドでポジションの自由度が高く、サスもしなやかなのがよいようだ。ほんとにどこでも走れるバイクだ。

 

座って一服したいが、さすがに鳥居の前は不信心かと思い、そばの小川のへりに座る。県道からはかげになっており、ちょうどよい。

 

 

以前の朝走りで買い求めて結局空けなかった100円クッキーと缶ジュースで一服。人も来ないし、涼しいし、このツーリングで一番の休憩だ。

 

ゴールデンウィーク、兵庫北部は田植えの季節だ。

 

 

管理人も昔は京都北部の実家で田植えを手伝うのがゴールデンウィークの定番だった。

今はもう、祖父母は引退し叔父が引き継いだので手伝うことはなくなったが、懐かしい思いだ。

 

再び、国道に入り南下する。

疲れるペースが早くなってきた。

思いの外、時間に余裕があったのでもう一回、休憩。

 

 

今度は素直にコンビニ。

これを最後の一服として、18時前に帰宅した。

 

 

走行距離は292km。

程よく疲れて満足だ。

燃費は29km/。これだけ楽しく走って、この燃費。。。最高だ。