ブレーキキャリパーのピストンが戻らなくて途方にくれた管理人。
少し頭を冷やそうではないか。
(ここでヒートアップすると大概ろくなことにならない)
あっという間に数週間。
押してダメなら引いてみな!?
じゃないけど、外からでダメなら内からいけばよいのでは?と思いつく。
ブレーキフルードの油圧で内側から押し出してみよう。
もう一度キャリパーをバイクに取り付けブレーキフルードを入れる。
キャリパーのブリーザボルトからなぜかオイルが出てこないのはなぜだろうか?
ボルトをはずしてみる。
ん?どこにもオイルが通る道筋が見当たらない。よく見るとボルト下部にくぼみがある。もしかしてここに穴があいていたのか?これが完全に塞がってりゃオイルが抜けるわけないか。。。
やくたたずのブリーザボルトは取っ払ってフルードを入れていくことした。
エア抜きが難しい。少しずつあがってくる泡を地道に抜き出す。
ねばることしばし。ようやくある程度エアが抜けたのか油圧がかかってピストンが押し出されてきた。ここまでくればあとはひたすらブレーキをかけては戻しを繰り返す!
最後はポロンと
ピストンは押し出された。
(この方法はサービスマニュアルに書かれてました。基本を押さえられてなかったことに反省。。。)
どこかおかしなところはないかな?
管理人が購入して15年。。。
一度もばらしたことないもので
なかなか汚いが特に異常はないようだ。
フルードの交換は割りと頻繁にしてたのでまだましなほうかなのかもしれない。錆びたり固着したりはなかった。
シール部品があるのでゴム系が大丈夫なタイプのパーツクリーナーを使う。だばだばになるまでスプレーして洗ったので
すっかりきれいになった。
ここまでで異常はブリーザボルトの穴が塞がっていたのみ。懸念していた高価なキャリパー交換は必要ないかもしれない。
キャリパーを元通りに組み立て。今度はピストン周囲にシリコングリスをぬりこんで抵抗を少なくしてキャリパーに挿入していくが。。。
やっぱり固い!途中で動かなくなった。
あとはシール部分のゴムパッキンくらいしか抵抗はないはず。こんなに固いものかなぁと思いながら斜めに入ってつっかえたのかもしれないぞとプラハンで軽く叩くとスコッと入った。
えっ!大丈夫か?
強引に入れてしまったか?これが原因で歪んだりしてなきゃいいけど。。。
キャリパー分解は初めてなもので感覚がよく分かりません(汗
バイクに取り付け。再びフルードをいれる。
ブリーザボルトが使えないので取っ払っての泡があがってくるのを待つ作戦。
ここでトラブル発生!
缶からフルードをそそぐ注ぎ口。昔はホムセンで買ったりするとプラのジャバラ注ぎ口がついてきたものだが最近はくれなくなった。
おそらくああいうものをタダだと思って必要以上に持っていくバカ者対策だと思うのだが。。。手元になかったので注射器に耐油ホースをつけて抜き出していく。残りが少なくなってくるとホースが底まで届かなくて缶を傾けたりして頑張っているうちに
缶にホースが落ちた!手が届かない。。。
缶をひっくり返すにはフルードの処理が面倒だし何とか楽をしようと
100均のピンセットで救出をこころみる。
缶の入り口が狭くて苦労したが
何とか救出!
やるじゃん100均!とホッと一息ついてたら
また落とした!
今度は。。。救出出来ない!
集中力も切れた。
結局缶をひっくり返しました。
そんなこんなでフルードを入れて。
だがやっぱり完全にはエア抜き出来ないのかいくらブレーキをかけてもスカスカだ!
ここから先はブリーザボルトの購入待ちだな。
かなり放置していた割りにエンジンはあっさりかかる状態。
ビンビンです。白煙も少ない!
早く乗りたい。待ちきれんぞぃ。